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【教育ブログ】今までで1番のチャレンジはどんなことですか?



日々学業に取り組む子どもたちが、習い事や宿題に忙しさを感じているなかで、自分と向き合う時間の大切さを伝えています。方法として、定期的にアンケートを実施し、自分について考える質問に答えてもらっています。それを通じて自分自身を客観的に見れるようになります。


今回は自分の「チャレンジ」について質問しました。よければ親子で一緒に考えてみてください。

※今回もテキストマイニングツールを使用し分析しました。



1,今までで1番のチャレンジはどんなことですか?


チャレンジの大きさを比較するのではなく、自分の中での1番のチャレンジです。答えに戸惑っている子どもには、これまでに頑張ったことやドキドキしたことについて考えてもらいました。



習い事関連は27名、日常生活は23名、学校16名、テスト11名、ない5名でした。 習い事では大会や発表会。日常では料理やものづくりにアスレチックなど体を使った体験。学校では校内イベントや体育に係りの仕事や友達作り。テストでは入試やそのための勉強や漢検など、チャレンジを嫌がる子も5名いました。

82名に回答してもらったのですが、子どもたちそれぞれのチャレンジが見られました。




2,誰かがチャレンジした話を聞いたり、誰かのチャレンジを見たとき、自分はどう思いますか?


チャレンジには必ず失敗もついてくるものですが、その経験を通じて自身の成長や変化が生まれると思います。

誰かの頑張っている姿に影響を受けることはあるのかどうか、を聞いてみました。



以下に、いくつかのカテゴリに分類して記します。



感心・尊敬:すごいと思う 頑張ってる人はすごい

励まし・応援:頑張って欲しい 助けてあげたい 一緒に頑張りたい がんばれ

自分への刺激・影響:自分もできそうやなと自信になる じぶんもしたいとおもう 自分もなにか、チャレンジしてみようと思ったり、チャレンジすることは大切だ

好奇心・興味:どんなことにチャレンジしているのかなと思う どんなかんじなんだろう そのことを知ってその人にしかできないことがどんなことか知りたくなる

無関心・何とも思わない:どうでもいい 自分に関係ないから 何とも思わない ふうんとおもいます



主に誰かのチャレンジに対して感心・尊敬の念を抱いたり、応援したいと思う気持ちが強いことがわかりました。また、自分自身も何か新しいことに挑戦したくなるという意見も多く見られました。

一方で、無関心な意見もいくつかありましたが、誰かのチャレンジに触れたとき、ポジティブな印象を持つことが多いようでした。

人数的には、肯定的に捉えている人が52名で、自分もやってみたいと考えいる人が19名、あまり興味を感じない人は9名でした。




3,はじめてのことにチャレンジすることで自分の何が変わると思いますか?


新たに何かをはじめることに、誰しもがストレスを感じると思いますが、チャレンジした後の姿を前もってイメージすることで、一歩踏み出す勇気が生まれると、私自身は思っています。そのうえで、子どもたちにも質問してみました。



以下に、いくつかのカテゴリに分類して記します。



自信や勇気の向上:自信が出る 挑戦してあきらめずに頑張る力 勇気 経験が手に入る

知識やスキルの向上:できることが変わる いろいろできるようになって、ほかの子に教えられるようになる 頭がよくなる

感情や気持ちの変化:気持ちがスッキリする 怖かったことが怖くなくなって楽しくなる たのしみ

価値観や考え方の変化:そのことに対しての考え方が変わると思う 自分の考えや見方が変わる

モチベーションの向上:やる気が変わる 何かにチャレンジする事の楽しさ 失敗しても次に生かしてみたいと思う



新たなチャレンジは、さまざまな面でプラスの影響を与えていることがわかりました。この変化によって、子どもたちは成長し、さらに新しいチャレンジに取り組む意欲が高まるのだろうと思います。

肯定的に捉えている人が77名で、否定的な人が3名という結果でした。2つ目の質問と比べると、否定的な人が減っています。




4,今年どんなことにチャレンジしたいですか?



ここまでの流れを踏まえて、最後にチャレンジしたいことを聞いていきました。以下に、記します。


「ロボットをもっと作りたい」「プログラミング」「ゲーム作りに挑戦したい」「ドラムで難しい曲をひくこと」「絵を上手くなりたい」「ピアノの発表会」「友達作り」「中間、期末テスト」「漢検準一級」「高校受験のための受験勉強」「鉄棒の逆上がり」「ゴーカートにチャレンジ」「バスケで活躍できるくらいの人になれるようにチャレンジ」「違うクラスになってもみんなと仲良くなれるように話しかけたい」「料理をチャレンジしたい」「晩ご飯を一人で作ることにチャレンジしたい」「整理整頓」


みんなそれぞれの目標を答えてくれましたし、その目標に向かってチャレンジする姿も想像できました。

ただ、目標を持つだけでなく、実際に行動に移すことが大切だと思っています!

勇気を出してチャレンジすることで、自分自身の変化を実感することができます。それは自分だけの貴重な経験です。

たとえイメージ通りの結果ではなくても、チャレンジを経験することで、自分自身を知り、成長や学びを得ることができると信じています!



なんでもやってみなはれ、やらなわからしまへんで

サントリー 創業者「鳥井信治郎氏」の言葉



今後もチャレンジの機会を用意して、子どもたちの成長をサポートし続けていきたいと思っています。

引き続きよろしくお願いします!



↓前回は「発表」について考えました!(2023年3月)



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