昨年から実施していたオンラインアクティブラーニングの「よのなか科」ですが、今年度から「Yononaka」に名称変更いたしました!
4月のテーマは「じかん」
今回も受講生からのリクエストテーマでした!
時間は、みんなが同じだけ持っていますが、感じ方や使い方も同じなのでしょうか?違いはあるのでしょうか?さまざまな年齢の参加者が集まり、それぞれの視点から時間について考えていきました。
2023/4/23「じかん」について考える
今回の参加者は9名(小学生:2名、中学生:3名、高校生:2名、大学生以上:2名)2つのグループでワークに取り組みました。
ワーク①「平日の時間の使い方(予定多い日・少ない日)」
まず、現在の自分自身の時間の使い方を書き出してもらいました。学校が終わった後の過ごし方を今一度見つめることで、時間に対する自分の捉え方や考え方を理解するために行いました。その後、グループで5分間共有しました。
ワーク②「時間を忘れるくらい夢中になれること」
ワーク①で書いた現在の時間からでもいいし、それ以外のことでもOKです。
「楽しくて何時間でもやり続けられるなぁ」と思うこと、それがゲームであれば「どんなゲームか」というところまで、理由も含めて意見を出し合いました。個人ワーク1分、グループワーク5分。

読書・ゲーム・プラモデルなど、好きなことをしているときは時間を忘れるといった意見が多かったです。
音響機器などの複雑な機器を触っているときは、問題をいち早く解決したい一心で夢中になるという意見もありました。
「睡眠に夢中」という発想は、個人的に面白いなぁと思いました(笑)
ワーク②の後に伝えたことをそのまま記します。
時間について考えると、つい「忙しい」って言葉が紐づいて出てくると思うけど、この忙しいという言葉はいつ使いますか?
さっきゆうてた「夢中になれること」をしているときに使いますか?

何かに夢中になっているときはあまり使いませんよね。それが何かによって妨げられるときに使うかなぁと思います。

ここでこの動画を見てください。
30年の間に技術が進歩し、あらゆるものがパソコンやスマホに集約されるようになりました。そうすると、さまざまなことが時間を使わずにできるようになるので、人は忙しさを感じなくなるように思います。

しかし、実際はそういうわけでもないんですね。



これらのデータをみると、3人に2人が日々の生活に「忙しさ」を感じているそうです。それはどうしてでしょうか。
ワーク③「便利なものが増えたのに忙しいのはどうして?」

参加者それぞれの視点で発言していて興味深いですね!
便利になればなるほど期待値が上がっていくことや、情報過多によって選択肢が増えること、さらなる効率性追求による仕事量の増加や、個人の価値観や時間管理の問題などが絡み合っていることが分かります。
それぞれの要因が相互に影響しあうことで「忙しさ」を生み出しているのかなぁとも思いました。
また「忙しいと思わない」と回答したのは小学3年生です。日々スクールの時間でも夢中になって取り組んでいる姿が印象的ですし、人生楽しんでいるなぁと感じております。
ここで前半終了。5分の休憩をはさみ、後半は2つのワークを行いました。
ワーク④「動画を見て考えよう(時間という財産)」
TEDの時間に関する動画を見て、ワークに取り組みました。NPO法人侍学園スクオーラ・今人の代表「長岡秀貴氏」の動画です。
この動画のなかで、「24時間を分割して考える」ことを紹介されています。仕事と休日、ワークデイとホリデイとして分けるのではなく、24時間の中で考える方法です。そこで生きていくうえで必要な時間を平均的に割り振った後に残る「7時間」をどのように過ごすかが大事だと、話されていました。

それに加え、日本の平均寿命も踏まえたうえでワーク⑤に取り組みました。

1日の7時間は1年で約2,500時間。100歳まで生きるとしたら、10歳で22.5万時間という膨大な時間になります。
この時間もみたうえで、最後のワークに取り組みました。

ワーク⑤「自分の時間の使い方を見直してみよう」
人生100年を見すえたうえで、1日の7時間をどのように使うか。個人で3分考え、意見がまとまった順に 1人ずつ意見共有しました。

