PBLコースから「キャリアコース」へ
- 川原
- 8月1日
- 読了時間: 5分
更新日:8月4日
エジソンアカデミー修了生に対して、PBL(課題解決型学習)として、自らの好奇心から探究していく学びをサポートしてきました。
好きや疑問から課題を設定し、自分のペースで学びを進めて作品を創り、プレゼンや動画発表をしてきました。
PBLの学びを進める過程で、
「なぜこれが好きなんだろう?」「どうしてこれを知りたいと思ったのだろう?」
といった問いを立てることで、自分についての理解=自己理解も深めてきました。
今後は、この自己理解をさらに深め、就職・起業・進学などのキャリア選択の場で、自信をもって自分をアピールしていくためのカリキュラムとして、「キャリアコース」へとアップデートいたします。

実際、2025年卒の学生が就職活動において最も課題に感じているのは「面接対策」(31.0%)、次いで「自分に合った企業の見つけ方」(24.1%)という調査結果があります【出典:PR TIMES】。
これらの課題を乗り越えるには、なによりも先に自分のことを理解する「自己理解」が必要です。
いまや、どんな情報も検索すれば手に入る時代。でも、自分のことだけは検索しても出てきません。
自己理解とは、単に自分の「好きなこと」「得意なこと」「大切にしている価値観」を知るだけではありません。
それらをふまえて「自分は本当に何をやりたいのか」「どんな生き方を選びたいのか」を考え、実際に行動していくイメージを描けるところまで深めるプロセスだと思っています。
では、どうすればその“深い自己理解”が育まれるのでしょうか?
自己理解は、他者との関係のなかで深まる
自己理解というと、ひとり静かに内省するようなイメージを持つかもしれません。
しかし実際には、「自分の外にいるもう一人の自分」と会話しているような感覚に近いと思っています。
たとえば、「昔の自分」を思い出したり、自分が「創ったもの」をみて考えたり。
そして何より、「他者と話すこと」こそが、最も自己理解が進む瞬間です。
人と会話をする中で、私たちはこう感じます。
「これって自分はどう考えてるんだろう?」
「どう説明したら伝わるかな?」
「あれ、自分ってこんな風に感じてたんだ」
他者に伝えることを通じて、自分自身が浮き出てくるのです。
ただしこれは、知識のぶつけ合いや議論ではできません。
正解がないことに対して、「自分はこう思う」を素直に言葉にして伝え合うことで、他者との違いが生まれ、自分の価値観や考え方が見えてきます。
そういった意味で「Yononaka」を毎月開催しています。
お金・スマホ・こころなど、世の中の身近なことをテーマに、参加者で意見共有する時間です。
正解がひとつでないお題に対して、その時考えていることや感じていることを言葉にしながら、テーマの理解を深めていく学びです。
そして、そのトレーニングが新たにはじまる「クエスト」です。
1人でいつでもどこでも自分のペースで、意見共有の練習ができます。
約10~20分の動画をみて学習し、動画の最後の「正解がひとつでないお題」に対して意見共有することで、次のステージに進む仕組みです。
学ぶ内容は、お金・デジタル技術・環境など、これからの社会で大事だけど、学校では学ぶ機会が少ないことをメインにしています。
その学びを積み重ねることは、社会を理解することにもつながります。
社会に出ると、四択問題はありません
学校や学習塾では、決められた問題に対して、早く正確に正解を出すことが重視されがちです。
でも、社会に出れば「この中から選びなさい」という四択問題なんて出てきません。
正解がひとつでない課題に立ち向かい、自分の仮説をもって行動する。それを理由づけるプロセスで、自分も周りも納得させることが大切です。
だからこそ、キャリアコースでは、
問いを立てて課題を決める
課題に対して自分の意見を持つ
自分の意見を他者に共有する
という学びのプロセスを通して「納得解」をつくる力を育てていきます。
学びと成長を可視化し、すぐに試せる場所
また、クエストで得られる5つのチカラを「見える化」し、自分自身で自己評価しながら進めていける仕組みも整備中です。
「自分はどんな力を高めたいか?」
「そのために今どんな学びが必要なのか?」
そんな問いから学ぶコンテンツを選択し、自分で自分を育てていきます。
さらに、非認知能力の定期的な測定や、キャリアコンサルタントとの面談を通して、学びの振り返りと目標設定を行います。
学びが将来のキャリアにつながっている実感を得られるサポート体制を整えています。
PBL・Yononaka・クエストでの経験が可視化されることで、
就職・起業・進学など、あらゆるキャリア選択の場で**「自分はこういう人間です」と自信をもって伝えられる**ようになります。
そうして学んだ仲間たちとチームを組み、実社会を想定した課題解決ワークにも取り組んでいきます。
それは、学びを“試す”ステージ。今いまの社会にどんな課題があるのかを知り、それに対して「自分には何ができるか?」を考え、動いていく。
その中で、自分の「好き」や「得意」から、社会に貢献できる役割を探していきます。
人にはそれぞれ違いがあります。
だからこそ、チームで課題に取り組む中で、「自分だからこそできること」に気づく機会も増えていきます。
このプロセスもまた、自己理解を深める大切な時間です。
また、自分たちの考えた商品やサービスを企画・販売するなど、アイデアを実践に移す経験を積むことができます。
具体的に何をしていくかは、キャリアコースで学ぶスクール生次第なので、「こんなことやってみたい!」を、どんどん届けてほしいと思っています。
失敗を恐れずにチャレンジした経験は、一生ものの財産です。
最後に、
子どもたちが「好きなこと」や「疑問に思ったこと」から出発して、
やがて「人生をかけてやりたいこと」に出会えるように。
そして、そのやりたいことを“試す”中で、自分らしいキャリアへとつなげていけるように。
キャリアコースは、そんな自分の人生の物語を創る場所です。



.png)
コメント