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【教育ブログ】知識は持つもの、知恵は使うもの

「知識」と「知恵」、どちらも比較的よく使われている言葉ですが、2つの違いをご存じでしょうか。何となく意味の違いはイメージできるけど、違いを明確に説明できる人は少ないのではないでしょうか。



まず「知識」とは、学校や塾で学ぶ歴史の事実や数学の公式、言語の文法など、具体的な情報やデータのことを指します。これは、過去の出来事や証明された事実を学ぶことで習得されるものです。

それに対して、「知恵」とは、学んだ知識を実際の生活や仕事の場面でどのように活用するかの能力のこと。例えば、友人が突然家を訪れたとき、家にお菓子がない場合、冷蔵庫の中身を組み合わせてデザートを作るアイディアを思いつくのが「知恵」の発揮です。

「学んだ知識を活かす力」、それが知恵です。



知識は「過去」の事象や事実を学ぶもので、知恵はその知識を基に「未来」を正しく予想し、適切に行動する力と言えます。知識が豊富であっても、それを活用する「知恵」がなければ、新しい状況に適応するのは難しいでしょう。

そして、知恵を獲得するためには、知識を単に蓄積するだけでは不十分です。過去の体験や経験、社会性、生い立ちなどが知恵の形成に影響を与えます。


知恵は「持つ」ものではなく、状況に応じて「使う」もの。この力は「情報編集力」とも呼ばれ、多様な問題解決に役立ちます。

次の記事では、情報編集力について、深く掘り下げてお伝えします。

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